Fire HD、iPad、Android、Windows・・・Fire HDはもちろんのこと、今ではどのOSの端末でもKindleアプリをインストールすれば、Kindleの電子書籍を読む事ができます。
その中で、(コアなKindleユーザーを除いて)一番おススメできる端末が何かというと、ずばりAndroidタブレットです。
GooglePlayの豊富なアプリが使える高い汎用性と、充実したKindleアプリの機能性。Kindle専用端末だともったいないと思っている方や、すでにAndroidタブレットを持っている方に向けて、Android版Kindleアプリの機能と特徴を【おススメの理由】毎にまとめました。
*ここではLDPで制作している復刻本のように、図版や写真が多い雑誌や漫画の購読を想定しているためタブレットの利用を前提にしています。またAmazon端末はカラーのFireタブレットを対象にしています。
【おススメの理由1】Kindleストアから直接購入できる
○ Android >> iOS ×
いきなりですが、まずこれがKindle本を読むのにiPadと比べてAndroidタブレットが便利な一番の理由です。
iPadのKindleアプリは、読書機能自体は他のOSのアプリとほぼ共通していますが、直接Kindle本の購入はできないのです。
読了後に「xxxの本をもっと見る」とか「この本を買った人はこんな本も買っています」が表示されるにも関わらず、ポチッとできることはウィッシュリストに入れるか、数ページ足らずのサンプルをダウンロードすることができるだけです。
筆者も最初はiPad miniでKindle本を読んでいましたが、購入ペースは月に数冊程度でした。
ところがAndroidでKindle本を読むようになってからは、ちょっと昔のコミックを1巻から読み始めたり、シリーズ物を読んでいる時など(いいか悪いかはともかく)、ついつい次巻・次冊をポチッ(いやポチポチッ)てしまうようになってしまいました。
この機能(快感)は、一度使い出すと、もうiPadには戻れません・・・
もちろんAmazonのFireタブレットからも同じように直接購入は可能です。
【おススメの理由2】Kindleストアトップがシンプル
○ Android = Fire OS ○
Fire OSのKindle本ストアとAndroidのKindleアプリで表示されるKindleストアのトップページを並べてみました。
どちらが使いやすいかは好みが分かれるところかもしれませんが、AndroidのKindleストアは構成がシンプルな分、スクロール無しでさっと自分のみたいコーナーを選べるメリットがあります。逆に、Fire OSのKindleストアは大きめのサムネイルがずらっと並んでいるので、偶然の出会いが起こりやすい構成になっていますが、ちょっと見づらいところがあります。キーワードで検索したり、よくみるカテゴリーが決まっている場合などはAndroidアプリのトップページの方が使いやすいんじゃないかな、と思います。
ちなみにFire OSのメニュー項目にあってAndroid版にない項目は”kindleオーナーライブラリー”と“ほしい物リスト” です。ただこの2つの機能は通常の”Amazon”アプリから利用できます。それ以外の主な機能はほぼFire OS端末と変わりません。
【おススメの理由3】Google Playのアプリが使える
○ Android > Fire OS ×
Fire OSのベースがAndroid OSであることはちょくちょく話題に出てきますが、Fire OSで使えるアプリはあくまでFire OS専用のアプリのみ。GooglePlayには対応していません。
最近ではtwitterやfacebookアプリが使えるようになりましたが、GooglePlayの豊富なアプリに比べれば、選択肢はまだまだ少ないのが現状です。こちらの記事によると、2014年のGoogle Play対応アプリ数は約143万本。Fire OS対応アプリは約29万本とのことです。
またアプリの総数以外にも、LINEやYoutubeなどのメジャーなアプリが非対応であったり、ゲーム系アプリの品揃えがイマイチだったりと見劣りする感は否めません。
KindleやAmazon専用にするのであれば、Fireタブレットも魅力的ですが、ゲームをしたり、動画をみたり、ユーティリティアプリを使ったりと、他の用途でもタブレットを使うのなら断然Androidタブレットの方が拡張性が高いです。
【おススメの理由4】タブレットの選択肢が豊富
○ Android > Fire OS = iOS ×
iOSのタブレットはiPad AirかiPad miniの2択。Fire OSはHD6かHD7、HDX7、HDX8.9の4機種のみです。
これに対して、Androidタブレットは、各サイズはもちろん、コストパフォーマンスモデルからハイエンドモデルもあれば、防水機能付きのタブレットまで、様々なタブレットから好みの一台を選べます。
個人的には8インチ前後のサイズが、コミックを横位置見開きで読んでも小さくなり過ぎず、細かな文字や写真が多めの雑誌なんかを縦位置で読むのにも、ちょうどいいと思います。
コストパフォーマンスが良いのは、ASUS MeMO Pad 8あたり。あとはお風呂で使うなら防水機能がついたXperia Z3 Tablet Compactが一押しです。低スペックの廉価版タブレットだと、コミックや雑誌などのページ送りの際に待機時間ができてしまうことがあるので、そこそこのスペックのものがおススメです。
おススメの8インチAndroidタブレット
上記2機種以外のAndroidタブレットはこちら→
とはいえ、「いやいやプライム会員の僕はやっぱりFire HDX7」とか「離れたくてもAppleが離してくれない」という方はこの限りではありませんので、あしからず。